いまから原書で読もうとしている方、原書で読んでみたけれど、イマイチよくわからなかった方、もう一度、原書を読み直して、ハリー・ポッターの世界をもっと深く知りたい方へ……
前回はハリー・ポッターの原書を紹介しましたが、今回はその原書を読む為の本「ハリーポッターが英語で楽しく読める本」です。本書によれば、ハリー・ポッターにつかわれている語の約80%は、日本の中学・高校1年生レベルの単語であり、特別の指導を受けなくても、たいていの人は物語の80%を理解できるはず。残りの20%に焦点をあてて解説することが本書のねらいだということです。これを示されるだけで何だか読めそうな気になってきますね。
内容はというと、まず原書を読むための必須語彙の説明から始まります。ただ単に辞書的な定義だけでなく、語句に対する詳しい解説が載っていて、その語句は原書に出てくる順にまとめてありますので、大変使い勝手がよいと思います。次に各章での話の展開がまとめられています。そのため、英語の細かな表現が理解できなくても話の流れは自然に頭に入ってくるようになっています。私が個人的に一番おもしろいと思ったところは、舞台背景について解説です。たとえば、そもそも「ハリー・ポッター」はの魔法の世界の話ですが、イギリスは実際に歴史上、1550年から1660年まで魔女狩りという魔法がかなり身近な存在であった時期もあるのです。そのころのどうやって魔女を見分けたかのひとつに女性が飼ってるペットで判断したとか。もしあなたが猫、フクロウ、鼠、カエルなどを飼っていたら、当時だと魔女狩りされたかもです。
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